毎日のように残業に追われていたり、休日出勤を余儀なくされていたりして仕事が辛くなってしまう人は多い。仕事がたくさんあるのだから仕方ないと考えて働いているうちにオーバーワークが続いて身体を壊してしまう人もいるだろう。仕事が辛い、きついなどと感じるようになったら、何が問題なのかは考えてみた方が賢明だ。よくある問題として挙げられるのが、自分のところに仕事が集まってしまっているというパターンである。人から頼まれて仕事を抱え込んでしまっている場合にはうまく仕事を分散させることを考えよう。
現場にいる人材の職能を一通り考えてみることが対策のスタート地点になる。今まで当然のようにやってきた仕事の一部は他の人が本来行うべきものだということはよくある。また、自分と同じ職能で現場にいる人でも、適性の問題で他の人に任せた方が効率よく行える場合もあるだろう。その分析をして職能と適性に合わせて仕事を分散させると全体としての効率も上がり、自分だけではなく周りにいる人も負担が軽減されることが多い。
このような対策は本来は現場を見ている管理職が行うものだが、必ずしも職能に従った仕事の割り振りを適切に行えるわけではない。実際に働いている人の方が個々の職能をよく理解しているケースは多い。管理職が考えている采配があまりよくないというときには自分の意見を伝えてみた方がいい。すぐに現場に反映されなくても耳を傾けてもらえれば着実に変化が出てくるはずである。